3歳~

金スマ 金澤翔子さん特集を見ての感想 アップ君も一人暮らしやるかい!

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みなさん見ました?金スマ金澤翔子さん特集見ました?

このブログを読んでくれているパパ&ママさんなら見た方も多いはず。

 

金澤翔子さんが一人暮らしを始めた様子が放送され、まーーた大きな希望を我々に与えてくれましたよ!

書家としての成功だけでなく、自立にも成功したダウン症の希望の星。この番組を見て、また将来が明るくなりました。

 

今日は金スマを見た感想等々を書きたいと思います。

 

一人暮らしへの道は1日にしてらなずぢゃ!

私も東京の大学へ進学し、18歳から結婚するまで約11年間一人暮らしをしていました。

あのドキドキワクワクの一人暮らしし始めた頃を思い出し、自分が恥ずかしくなりましたよ(汗)

カッコいいだけで選んだアパート、料理なんて何にもできない、何も知らないまま一人暮らしを始めた私。

それと引き換え、しっかり準備をして一人暮らしに望む翔子ちゃん。

 

マンション選びのポイント

紹介されていたポイントは4つ

①火を使わないIH

料理上手な翔子ちゃん。しっかり自炊している姿が放送されていました。そんな彼女の絶対条件がIH。

確かに火を扱うのは危険ですよね。

 

②セキュリティ

有名になった翔子ちゃんには絶対必要ですよね。ファンが押しかけたり、変な人から騙されたりしないか不安ですよね。

 

③夜でも明るい

商店街に隣接してるんですかね?街灯で照らされた街並みが紹介されていました。

世界中に出向く事が多い翔子ちゃんなら、帰りが遅くなることもあるでしょう。そんな彼女でも安心して過ごすには、必須条件なのでしょうね。

 

④実家から徒歩5分

何かあったらすぐに駆けつけられる距離。翔子ちゃんのためにも、同じく一人暮らしになるお母様のためにも、実家近くで住むのは安心ですね。

 

妻に「娘が一人暮らしする時の参考になる!」って言ったら返された一言が↓

「お姉ちゃんが一人暮らしし始めたら、パパが寂しくて泣いてるやろうね。一人暮らしの準備が必要なのはパパよ」

う〜ん、たまに的確なツッコミを入れてくるママでした。

 

一人暮らしの準備

住むところを決めるだけではなく、一人暮らし訓練もしっかりされていた金澤さん親子。

 

①お金の取り扱い

ダウン症の子達って、数字に弱いってよく聞きますよね。翔子ちゃんがお金の管理をするために、一人暮らし前からずっと家計簿をつけていたみたいですね。

ママでも続かない家計簿・・・ツワモノです(笑)

 

②料理

これは子供の頃から、ずっと作っていたみたいですね。途中卵焼きが出てきたのですが、めっちゃ綺麗に焼けていました(驚)

確実にママのよ・・・これ以上は身の危険を感じるので書きません(汗)

 

③街の人たちと交流

2歳の頃から慣れ親しんだ商店街に住まれているみたいですね。花屋さんや和菓子屋さんと談笑する、さらにはおばあちゃんをマッサージしてました。

街全体で翔子ちゃんを支えている感じ・・・というよりも、街の人たちが翔子ちゃんから笑顔をもらっている感じがしました。

お母様もおっしゃってましたが、”地域で育てる”って障害を持つ子にとっては重要なんでしょうね。

 

④その他諸々

洗濯も掃除も一人で難なくこなす姿・・・料理も洗濯も掃除もできない私より、確実にしっかりしてますね。

 

可能性を潰すのは親

お母さんが言っていました。

「できないと思っていた事が、一人暮らしの準備を始めてからどんどんできるようになってきた」

「この子達の可能性はとても大きい!」

そうなんですよね〜、出来ないんじゃなくてさせないだけなのかもしれませんね。

 

頑張ればなんでもできるのに、親が勝手に出来ないと判断してさせない事って多いんですよね。

可能性は無限大なのに、「どうせ出来ないんだろう」って勝手に思ってしまうその思想が、子供の可能性を潰してるんでしょうね。

危険性を考慮しながら、何にでもチャレンジさせるべきだろう!と改めて妻と話しました。

アップ君、君には無限の可能性があるんだぞ。

 

福井商業高校チアダンス部のお話

金澤翔子さん特集の後に放送されていた福井商業高校チアダンス部。

広瀬すずさん主演の映画の元となった高校で、たった3年間で全米のチアダンス大会で優勝する話し。

私は金澤翔子さんの話とリンクしている所が沢山あると感じたのですが、みなさんどうでした?

 

夢ノート

チアダンス部の顧問である五十嵐先生が、子供たちにノートに夢を綴らせます。

その時言っていたセリフがこちら↓

 

高校生ぐらいになると「自分は大体この程度か」と自分のことを低く査定する癖がつく

 

ハッ!とさせられましたよ。「うちの子はダウン症だからこの程度か・・・」「あの子は障害があるからこの程度か・・・」親が自分の子供を低く査定してしまっているのかも!と考えました。

そうなんだよ〜。可能性は無限大なんだから、いくらでも夢みて努力すればいいんだよ〜。

 

努力をすれば夢は叶う

目標を立て、それに向けて必死で努力をすれば夢は叶うんです。

私の夢はアップ君をウクレレ奏者&写真家にすること。

将来は二人でウクレレとカメラだけ持って、世界中に旅しながら、撮りたい写真を撮る、弾きたい時に弾くなんて生活を夢見ています。

アップ君!ウクレレ奏者&写真家がんばろうな。二人の夢にしような。

 

健常児の親はこの番組を見てどう思う?

長文になってしまいましたが、最後に一つだけ書かせてください。

 

健常児の親は金澤翔子さんを見てどう思うのでしょうか?

ダイアル式のポストを開けるのに苦戦したり、滑舌の悪い翔子さんをみてどう思うのでしょうか?

 

ダウン症児を育てる私たちは、「すごい!」「将来こんな素敵な人になってほしい!」と思う人が多いと思います。

健常児の親は同じ感情を抱くのでしょうか?

ダウン症者が近くにいない人たちにとって、彼女はどう写っているのでしょうか?

 

ダウン症を持っていても、力強く生きていけるね!

ダウン症の人たちって、素直で明るいね!

 

と思ってくれている事を祈っております。祈って・・・いや、そう思わせるために、私もできる限り努力を続けなければ!

料理も洗濯も掃除もできない私が言っても説得力ないか(笑)

 

金スマスタッフの皆さま、明るい番組をありがとうございます!

POSTED COMMENT

  1. ゆい子 より:

    はじめまして。2歳年下にダウン症のある妹がいるきょうだいです。
    神戸出身の45歳、阪神間で夫と二人で暮らしています。

    最近になって、急にダウン症のことを勉強しようと思い立ち、
    こちらのブログにたどりつきました。
    まるで、ダウン症の百科事典のような情報満載のブログで、
    強い味方を得たような、うれしい気持ちになりました。

    アップくん、めちゃくちゃかわいいですね♥
    表情がとっても豊かで、見ているだけで癒されます。
    妹も、こんなだったかな~と昔の写真を引っ張り出して、懐かしんでおりました。

    妹との暮らしは、とにかく楽しかったです。
    陽気でマイペース、歌うことや物まねが得意で、無類のイケメン好き。
    なぜかいつも楽しそうで、みその姿をみているだけで癒される。
    その魅力(=魔力)で関わる人をとりこにし、70代の父はいまもメロメロです。
    いくつかの作業所を転々としましたが、今は神戸の実家で
    好きなさおり織りをしながら、のんびり過ごしています。

    私は、妹が4歳のときに通い始めた通園施設で初めて、障がいのある人たちに出会いました。その衝撃たるや、今でもはっきり覚えています。
    ショックでしたが、「世の中にはいろんな人がいること」を人生の早い時期に知る
    ことができたのは私にとって幸運でした。
    その頃には、おそらく妹が「周りの子どもたちとは何かが違う」ことに気づいていました。だからといって、私の大切な妹であることには変わりありません。

    でも一歩外に出ると違う。一番ショックだったのは世間とのズレです。
    「かわいそう」「大変ね」、、外を歩けば、じろじろまるで悪いものを見るような視線が飛んでくる。自分が普通と思っていたものが、世間では違う、このギャップがつらかった。

    くやしい気持ちを、親と共有できたらずいぶん心が救われたかもしれませんが、
    残念ながら、親(母)も世間の人とさほど変わらぬ価値観だったように思います。
    妹を「よくない子」と思いこみ、「人に迷惑をかけないように」と過剰に人目を
    気にする母の姿に、子どもながらに違和感を覚えていました。
    「妹は何も悪くない!お母さんもわかってない!」と心の中でずっと怒ってましたね。

    きょうだいは、親とは異なる葛藤を抱くように思います。
    モヤモヤを吐きだせる場を作ろうと、日本でも少しずつ、
    きょうだい支援の動きが広がってきているようです。

    ダウン症がある人たちは、人を笑顔にし、周囲を明るくする天才なのに
    悪い情報が先歩きして、よさがあまり知られていないのは、とっても残念です。

    私はきょうだいでよかったと思っています。
    人や物事の本質を見る目が養われ、おかげで最愛のパートナーに巡り合うこともできました。結婚して20年近くたちますが、いまだに「新婚さん?」と間違われるくらい、仲がいいです。

    長文失礼しました。
    また、のぞかせていただきますね(^^)/

    ◆追伸
     金スマ見ました~
     翔子さんの一人暮らし、ステキでしたね。

    • ゆい子さん、コメントありがとうございます。
      ブログにもよく登場するのですが、アップ君には3歳年上のお姉ちゃんがいます。
      まだ弟が障がい者だと認識はないみたいですが、もう少し大人になってどう思うのだろう・・・とよく考えます。

      今は弟大好きなお姉ちゃんですが、もしかしたら嫌ってしまうかも、もしかしたらお友達にイジメられるかもなんて、あまりよい想像ができずにいます。

      大きくなったきょうだい児の方の話を聞く機会もなかなかないので、とても勇気付けられるコメントでした。
      お姉ちゃんも大きくなったら「アップ君が弟でよかった」とゆい子さんのように言ってくれる事を、強く願っています。

      昔よりも偏見はなくなって来ていると思いますし、福祉も充実してきていると感じます。が、まだまだ彼・彼女たちが住みやすい日本とは言い難い部分がよく垣間見えます。
      日本中のダウン症を持った人たち、そして支える人たちの為に、なにか出来ることはないかと模索中です。

      これからも時々覗きに来てやってください。アップ君の成長を見守っていただけると嬉しいです!

      ◆追伸
       祥子さんの番組をみて、「パパよりしっかりしてるやん」と妻に言われてしまいました(汗)

      • ゆい子 より:

        早々にお返事いただき、ありがとうございます。
        アップくんパパさんの、娘さんの将来を案じる深い愛に心打たれました。

        きっと、あんまり心配されなくても大丈夫だと思います。
        アップくんパパさんは、日本人には珍しく?感情をストレートに伝えられる方だと思いますし(笑)娘さんにも愛情たくさん伝わっているのではないでしょうか。
        『親または近しい関係の人から愛情と安心感をたっぷりもらって育った子どもは、どんな困難も乗り越えていける』と心理学で学びました(^.^)

        私は、数年前から「障がい者のきょうだい会」に参加していますが、
        親から十分な愛情を感じられなかったり、気持ちを受け止めてもらえなかった人が、親をうらんだり、障がいのあるきょうだいを嫌いになりやすい傾向がある気がします。(あくまで個人の感想です)

        ちなみに妹とは同じ小学校でしたが、いじめられたことは一度もありませんでした。むしろ人気者で、かわいがられていましたね。

        参考になるか分かりませんが、以下のURLを載せておきます。
        少し長いですが、心の傷の回復の仕方、きょうだいのこと、ためになるお話が満載です。
        http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/other/aichi_col/z01/z01014/z0101401.html#kokoro

        こちらは、「きょうだい辞典」と頼りにしている、お友達のページ
        自身もダウン症のあるお兄さんがおられます
        https://canjpn.jimdo.com/

        パソコン超苦手なので、ちゃんと貼れているといいのですが、、、(汗)

        私自身も、「きょうだいの気持ちを知ってもらおう」と
        新聞に投稿したりしています。

        お返事ありがとうございました。
        これからも楽しみにしています~(^^)/

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