ダウン症の星!あべけん太さんの本が2017年9月に発売されました。
皆さん読まれました?私は発売されてすぐに購入し、やっとブログに書いています。
自動車免許を持ち、IT企業で働き、ユーモアセンスもあり、ダウン症者への希望と光を届けてくれているあべけん太さん。この本読まないわけにはいかないでしょう!
今日はどういう内容の本なのか?そしてあべけん太さんとは?そこらへんを書きたいと思います。
ちなみにアップ君はこのブログに登場しません。
もうこの本読んだ!って方は、興味持てないと思いますので、他のブログへ↓
あべけん太さんとは?
1987年4月2日生まれのあべけん太さん。一般企業で働きながら、ケイプランニング芸能部SPクラスという芸能事務所に所属し、TV出演などもされている方。NHKで放送されている障害者バラエティ『バリバラ』によく出演されており、彼が出てくるとすごく明るい雰囲気になっています。
沢山の魅力を持っているあべけん太さん。私が思う一番の魅力はそのユーモアにあると思います。
例えば2013年「世界ダウン症の日」記念イベントでのスピーチの様子をご覧ください↓
筆記試験を55回も受けやっと運転免許証を取得して喜んだと思いきや、結局怖くて乗っていないとオチを付けていたり、結婚したいくだりも、お父さんとのやり取りを面白おかしく話されていました。
ちなみに彼は巨乳好きだそうです。話が合いそう(笑)
本の内容
一言で言うと”エッセイ本”です。
彼が日々考えている事や日常を書き綴っていて、その項目なんと150個以上!
例えば”ゴールデンウィークの過ごし方”という項目は3行で終わります(笑)と思えば、2ページにわたる項目もあります。
読書家の方には物足りなさを感じるかもしれませんが、笑いあり涙ありのエッセイ本ですよ。
特に私が好きな項目は”兄の部屋に忍び込んで”。
けん太さんが、お兄さんの部屋にこっそり入ってエロビデオを見て、お兄さんにバレるエピソードが書かれています。
やっぱり男だな〜。と私の小さな頃を思い出しながら笑って読みました。兄のいる男性諸君なら絶対共感すると思います(笑)
この本がもたらす力
読み始めた時、”まさかエッセイ本とは!”と思いました。字はめっちゃ大きいですし、余白もたくさんある。小説を好んで読む私にとって、少し読み応えがないな〜なんて思いながら読んでいたのですが・・・おっとどっこい。この本すごいですよ!
ダウン症児が生まれたばかりの人が読んだら、一気に希望が膨らみます。
アップ君が生まれた時、”息子とお酒を飲むのが夢だったのに、もう無理だな・・・”なんて考えていました。いや、あべけん太さんめっちゃ飲んでるし!しかもちゃんと自分で飲む量を抑えたりしてる😏
アップ君が生まれた時、”一緒にサッカーしたり遊べないんだろうな・・・”なんて考えていました。いや、あべけん太さんめっちゃスポーツしてるし!レスリングにボクシングって😱
アップ君が生まれた時、”多分一生お金の面倒見ることになるんだろうな・・・”なんて考えていました。いや、あべけん太さん普通に働いて、本まで出版してるし!もしかして私より稼いでいるのでは?(笑)
生まれたばかりの頃考えていた不安をことごとく消してくる本です。
生まれた時に勇気付けてくれる本とかブログは沢山あります。でもこの本ほど”ダウン症を持っていても、普通に楽しく暮らせるんだ!”と思える本はないと思います。そう言う意味で最高の本に出会えましたよ。
趣味を楽しみ、仕事に行き、兄弟げんかをし、お酒を飲み、旅行に行き、運転免許をとり、家族と楽しく過ごす。ダウン症を持ったあべけん太さんが書くその日常は、多くの方に希望をもたらす!
もしダウン症児がうまれて落ち込んでいる人がいたら、この本を紹介すると思います。
最後まで読んでいただいた皆さま、今日も一日、楽しかったですか?
今日は、バタバタやったなぁー。
てか、アップ君パパ、お酒駄目やん。けど、おばさん&おじさんは、飲めますので、その日が来るのを楽しみにしてます。恐らく、ムツオも飲んべーと思われる。