先日ダウン症界隈でかなり話題になったニュース、”緑茶がダウン症者の認知能力を向上させる”。
Down and UPでもこのニュースをブログで紹介しました。
この研究結果を論文(英文)を読み解き、問題点も含めて開設してくれているブログがありました。
私の愛読ブログの一つ ”働く主婦の独り言”。かなりの有名ブログなので、ご存知の方も多いのでは?
情報量が非常に多く、いつもこのブログで勉強させてもらっています。
このブログで緑茶ニュースの詳細が書かれていたので読んでいると・・・・
ちょっとチョット、緑茶効果って実は問題点もあるんでない?と知る事ができました。
詳しくは働く主婦の独り言を見てください。該当記事はこちら↓
http://blog.livedoor.jp/pumpkin1205/archives/50916960.html
今回は働く主婦の独り言に紹介されている論文から、重要なポイントだけをピックアップしてみます。
(主婦さんから引用の了承をいただいています)
かなりの効果が見込める
研究結果でよく見かけるのが、”少しだけ効果が出た状況をよい成果と位置付ける”。どれほどの効果が出てよい成果と言えるのかは解りません。
しかし今回のダウン症者緑茶効果はそれなりの成果が出ていたようです。
論文Bでは、EGCGサプリを飲むグループと、それとそっくりな見た目のプラセボ(偽薬)を飲むグループとに分け、ダウン症者本人および親には自分がどちらのグループに振り分けられたかは内緒にしていたのだが、3か月の試験後に親をインタビューしたところ、ほぼ全員が、自分がどちらのグループに分けられたのか正しく言い当てられたそうだ。
つまりそれほど、カテキンの効果は大きかったのである。
本人も親も効果をはっきりと感じられるくらいの違いがあったとは。テストでもはっきりとした違いがあったようなので、よい成果と言える気がします。
どれぐらい飲めばよいの?
詳しくは論文を確認していただきたいのですが、論文と同じ量は以下の通りだそうです。
※EGCGとは今回の論文での効果をもたらしてくれる成分。緑茶に多く含まれる。
論文では、EGCGの平均摂取量は一日9mg/kg 体重50㎏の人なら一日450mg
EGCGは全カテキンの約60%
450mgのEGCGを摂取するためには、750mlのカテキンを飲まないといけない!
”おーいお茶”500mlペットボトルには180mlのカテキンが含まれています。
750ml÷180ml=4.2本 4.2本も”おーいお茶500mlを飲まないといけない・・・・飲めるか!
アップ君の体重は9kg。と言う事は、おーいお茶0.75本分・・・これは飲めるかも。
アップ君パパは71kg。と言う事は、おーいお茶5.92本分・・・飲めるか!!
こうなったらサプリメントですね。EGCGのサプリは沢山出ているので、飲んでみようか考え中。
錠剤なのでアップ君は飲めませんし、そもそも主治医に相談してからですね。
とりあえず少量でも飲ませて”お茶好き”に育てる必要がありそうですね。
緑茶カテキンの副作用
何事も過剰は禁物。茶カテキンも過剰摂取による副作用があるそうな。
サプリメントとかを飲むと、ついつい過剰摂取になってしまうのかもしれませんね。
ちなみに茶カテキンの副作用は、主に肝機能障害。少数ではありますが、茶カテキン過剰摂取による肝機能障害の可能性が世界では発表されています。
(正式な因果関係は定かではありませんが)
他にも・・・他の薬の効果を妨げる、発がん性がある。なんて恐ろしい副作用が並んでいますので、過剰摂取は避けて飲ませる必要がありそう。
そしてカフェインの過剰摂取も気になる所ですね。
緑茶効果のニュースが出た時に、オーガニックの緑茶を買ったのですが、結局カフェインレスのお茶に切り替えています。
飲み続けないとダメ?
論文にはこう書いてあるらしい↓
3か月間サプリをとって、サプリ摂取を中止したらまた効果がもとに戻った
・・・と言う事は、一生飲み続けないの行けないの?
これは認知能力向上のために飲ませるのは至難の業。
やっぱり”お茶好き”に育ててあげないといけませんね。
最後に私的な感想
今回このような論文が発表されたことにより、EGCGによるダウン症者の認知能力向上やアルツハイマー病予防の薬が研究開発されるかもしれません。
それを待っていても、いつになるか解りません。
過剰摂取のリスクはあるのかもしれませんが、リスクを言いだすと何を食べさせても、何を飲ませてもダメ!って事になります。
なので自然に”お茶好き”にさせて、食事の時に飲む癖を付けさせるだけでも恩恵が受けられる!と信じて飲ませたいと思います。
研究チームの皆さん、ダウン症者ならびに親へ希望の光を当てていただきありがとうございました。
これからも、ぜひよい論文書いてまた光を当ててくださいね!
そして情報をいただいた”働く主婦の独り言”の主婦さん。ありがとうございます。これからも愛読させてください!