ダウン症児の平均寿命はドンドン伸びてます。
私たち親が亡くなった後、ダウン症の子供達はどうやって生活するのか、、、、
と、その前に私たち親の老後は大丈夫なのか?老後の年金はいくらもらえるの?
子供たちも当然心配ですが、私たち親の老後も心配です。今日は老後にもらえる年金を考えてみます。
長々細かく書いても読んでもらえないので、超簡易的に書いていきますね&年金制度は定期的に改定されています。あくまで現在の制度で考えます。
いつからもらえるの?
年金は65歳から貰えます。※男性S36年生まれ 女性でS41年生まれ以前の方は少し前から貰えますが、65歳までは少額しかもらえません。
支給される年齢は引き上げられてるので、私たちが老後を迎える時にはもしかしたら年金70歳から支給とかなっているかも、、、
いくらもらえるの?
これは人によりかなり違います。サラリーマンや公務員は自営業者と比べてかなり多い金額が貰えます。さらに現役時代の収入によっても違います。
説明するとかなり長くなるので、例を用いて説明します。
※何かしらの年金に25年以上加入していなければ老後の年金はもらえません。(もう少しで受給要件は10年に下がります)
自営業者で40年間年金保険料を払っていた場合
老齢基礎年金:年額772,800円 (月額だと64,400円)
夫婦2人併せても月額13万円程度の年金しかありません。
年金保険料を払っていない期間があれば金額はその割合分減っていきます。
ずっとサラリーマン
サラリーマンの場合は老齢基礎年金と老齢厚生年金の二つが支給されます。
老齢基礎年金:年額772,800円 (月額だと64,400円)
夫婦2人併せても月額13万円程度の年金しかありません。
年金保険料を払っていない期間があれば金額はその割合分減っていきます。
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老齢厚生年金:加入期間や収入によって様々
一般的に旦那様は加入期間が長いので支給金額も大きい。奥様はOLから専業主婦やパートになり加入期間が短い傾向があるので、支給金額も少ない。
男性の平均:月額10万円程度
女性の平均:月額5万円程度
夫婦2人合わせると月額27万円程度(基礎年金と厚生年金の合計)が貰える?
否!保険料を払っていない期間があったり、収入が少ない期間があったりするので厚生労働省が出している年金支給額の平均は↓
サラリーマンの夫(平均的な収入)&専業主婦の妻
2人合わせて約23万円。
さらに将来支給金額が減ったすると、どんどんもらえる額が減っていく事となります。
年金だけで生活できるの?
老後夫婦2人で毎月いくらの収入があれば生活できますか?
家賃・通信費・水光熱費・税金・健康保険料・食費・冠婚葬祭費・交際費・娯楽費・・・・必要なお金を挙げればきりがありません。
ちなみに厚生労働省がアンケートにより出している必要な老後の生活費は↓
夫婦2人最低限の老後生活費:約22万円/月
夫婦2人ゆとりある老後生活費:約36万円/月
サラリーマンで平均的な年金が支給されれば、最低限の生活は送れるが、余裕やゆとりのない老後を迎える事となります。
自営業者だった期間がある場合は、かなり年金額が少なくなるので、最低限の生活も送れません。
退職金という落とし穴
退職金を老後の生活費としてアテにしている方もいます。
しかし退職金には以下の特性があるので注意です。
①住宅ローンの全額繰り上げ返済でほとんどなくなる
②家のリフォーム代金に充てられる
③大きいお金なので、つい旅行等に使ってしまう
④限りがあるので、長生きした場合には生活費が足りなくなる
なので退職金の考え方は ”ローン返済+余剰金” と考え、生活費は別口で考えておいた方が無難です。
結論:年金だけで生活はできない
夫婦2人でもらえる額の平均が23万円
最低生活費とゆとりある生活費の中間が29万円ぐらい。
要するに毎月6万円ものお金が足りなくなると言うことです。
老後20年間生きた場合。
6万円 × 12か月 × 20年 = 1,440万円
1,440万円ものお金が老後必要になります。
老後の自分を救えるのは、若い頃の自分です。計画的な貯蓄がセカンドライフを豊かにします。
今の生活も大変ですが、この機会に一度考えてみませんか?老後の温泉旅行は欠かせませんよ(^^