ご存知の方もいると思いますが、私の仕事はお金の先生。ファイナンシャルプランナー1級の資格も持っています。
このブログでお金に関する解説記事を昔は書いていましたが・・・需要ある?と思って封印していたお金関係ブログ。
ただある方から「障害年金の概要が知りたい」とご要望いただきましたので、書いていきたいと思います。
興味のない方はぜひ他のブログ読んでやってください!
https://down-and-up.com
※分かりやすいように概略だけ記載します。詳細はその時期になったら社会保険労務士に相談してください。
障害年金
障害年金には、障害基礎年金と障害厚生年金があります。しかし障害厚生年金はサラリーマン・公務員として働いている時期に障害を負った方が受け取れる年金なので、ダウン症を持った子は障害基礎年金しか受け取れません。なので障害基礎年金の概要を書いていきます。
いつからいつまでもらえるの?
20歳から一生涯
(有期認定なので、更新時に支給されなくなる可能性もあります。昔は一般的に永久認定でした)
障害年金を受け取る場合は初診日が非常に重要なのですが、ダウン症の場合は生まれた日が初診日になります。
そして障害認定日は20歳誕生日の前日。障害認定日を超えたら受給申請ができるので、20歳から受け取れます。
障害年金の時効は5年。請求をほったらかしていた場合、5年以上前の障害年金は受け取れませんのでご注意を!
1年から5年で更新時期が来て、等級が下がったり、支給停止になったりする場合もあるのです!2回まで再申請ができるので、リベンジマッチは専門家に相談ですね。
いくらもらえるの?
1級 年間 974,125円(月額 約 81,000円)
2級 年間 779,300円(月額 約 64,000円)
※2020年4月1日現在
年金金額は物価や経済状況に応じて変わるので、アップ君が受け取る頃にはどうなっているかは分かりませんね。
しかし1つだけ言えることがあります・・・障害基礎年金だけで生活はできない〜と思える金額(涙)
1級2級の違いって?
1級・・・日常生活に著しい支障が生じ身の回りもこともご自身で行うことが出来ず常に介助が必要な場合。
2級・・・日常生活に著しい支障が生じ身の回りのことも多くに介助が必要な場合。
精神の障害に係る等級判定ガイドライン があり、これに知的障害者の基準も詳しく書いていますが、きっと読む気になれないぐらいお堅い書類です。
※ちなみに9ページに書かれている、知的障害者の就労状況に関するガイドラインは興味深かったです。
基本7つの項目が一人でできるかが判断基準です。
①食事 ②身辺自立 ③金銭管理と買い物
④通院と服薬 ⑤対人関係・コミュニケーション
⑥安全や危険への対応 ⑦社会性
食事の項目をよーく見ると・・・↓
配膳などの準備も含めて適当な量をバランスよく摂ることができるかどうか
俺でもできないわ〜(涙) いつもつい食べすぎちゃう(笑)
障害基礎年金の所得制限
所得額:3,984,000円超 1/2支給停止
所得額:5,001,000円超 全額支給停止
※1人世帯の場合
障害基礎年金に所得制限はないのですが、20歳前発病の場合だけ所得制限が設けられています。
所得500万円が高いか安いかは皆さんの想像にお任せします。
障害年金以外にもらえるお金は?
特別障害者手当 : 27,350円/月
※2020年4月1日現在
最重度の障害を持っている方に特別障害者手当が支給されます。
そのほかにも自治体によっては障がいを持った方々に対する手当てを用意しています。詳しくは福祉課へ相談してくださいね。
障害年金手続き関係
障害年金の手続きはかなり煩雑で、社会保険労務士の先生にお願いする方も多いようです。
今からでも準備しておけるものもありますので、概略書いておきます。
医師の診断書
障害年金受給申請で最も重要なのが医師の診断書!!
これによって受給できなかった、または1級で受給できたなど様々。なので、普段の様子などお医者さまにお伝えして、診断書を記入してもらう事をおすすめします。
病歴・就労状況等申立書
これが非常に厄介な書類。
ダウン症などの先天性の疾患の場合には、生まれた時から現在までの病歴・就労状況について記載する必要があるんです・・・覚えてるか!
生まれてから幼稚園まで、小学校低学年、小学校高学年、中学校、高校生活に分けて記載するのです。
アップ君が20歳になった時、幼稚園の頃の診療状況なんて覚えてるわけない。昨日の晩ご飯すら思い出せないのに(笑)
これはしっかり情報残しとかなければ!
障害年金で生活できる?
障害年金に税金はかかりません。そして障害年金受給者は年金保険料も全額免除です。
医療費も障害者医療費助成制度があるので、そこまで多額になることは少ないでしょう。
アップ君が将来住むであろう障害者グループホームは、障害者自立支援法上の施設なので、障害年金ないだけで生活ができるように法整備されています。
ん?障害年金と就労継続支援事業所で働けば生活できるんじゃないか?
生活はできるが・・・
昔グループホームに見学に行った時、ほとんどの人が親の支援なしに生活をされていました。
しかし将来的に今の制度がそのまま続いているかは不明です。
そして少しの贅沢をさせてあげたいとか、成年後見人を親族以外の専門家にお願いしたいならそれなりの費用がかかります。
不安を取り除くためにも、多少の貯蓄はしておいてあげたい・・・と思う私は過保護すぎる?
※生活状況は様々です。素敵なグループホームとの巡り合わせや、仕事の状況など。人生色々なので参考程度にみてくださいね。
以上、かなり省略しながら書きましたがイメージできましたでしょうか?
貯蓄や病歴記録を残すなど、今からできる準備はあります。ぜひ準備を進めてくださいね。
って言われてもお金ってなかなかたまらないし、書類残すのって面倒なんですよね〜(汗)
私は自閉症スペクトラムの稀で知的障がい:自閉症:アスペルガー症候群:精神で1人暮ししてますが・・・
今月で3年なりますが・・・
障がい者基礎年金は2級です。
そんな簡単な物では無いです。
障がい医療費控除は無い
向精神薬での副作用でのイレウスと便秘になったり喘息発作で2ヶ月の定期検診でもお薬だけで3万
喘息発作が出れば検査検査で諭吉さんはとんで行き・・・
国民健康保険料:携帯代:就労継続支援B型の通所の交通費:病院の交通費:家賃:電気代でほぼ0に等しいです。
1日300円あったら良い方です。
生活保護は父親が嫌な為にしないです。
就労継続支援B型も工賃1時間何百円です。
工賃に力入れてる所や作業所に力入れてる等あります。就労継続支援B型は・・・
グループホーム金儲け主義の所もあります。
グループホームに入るのに頭金100万とって退居の時にはかえして貰えないグループホームもあります。
障がい年金はそんなに甘くは無いです。
細かな情報ありがとうございます!
障害医療費控除とは重度心身障害者医療費助成制度のことでしょうか。と言うことは療育手帳判定がAではなく、B判定で受けられないと言うことですか?
確かに、B判定だとかなりの費用ががかかってしまいますね。高額療養費制度があると言っても月数万円はあまりに痛すぎますよね。
金儲け主義のグループホーム・・・聞いただけで恐ろしくなります。
やはり素敵なグループホームに出会えるかで、障害年金だけで生活できるかどうかは、かなり変わってきそうな感じですね。
いろんな状況があるからこそ、やはりそれに向けた準備が大切なんだと改めて思いました。
ありがとうございます!